【Xcode】iPhone実機不要!App Store Connectで使うプレビュー用動画を0円で作る

どもども、ラオバンでっす。

去年末あたりから、UberEatsというフードデリバリーに興味を持ち、配達員として副業してました。
自転車ではなくバイク(原付)配達派です。

平日は会社員、週末は配達員、というほぼ休みゼロな具合で2ヶ月が経過。
(よく頑張れたな、、と自分で思う)

関係ないところで原付事故、ちょっと足を怪我してしまい1ヶ月ほどお休み。
配達員としての情熱は若干冷めた模様。

100回弱配達して感じた事として。

良い点

  1. 自分の都合で開始、終了のタイミングが決められる。
  2. 趣味としては良いけど、そんなに稼げる感じじゃない(1時間1000円前後)
  3. お金がもらえる気分転換としてはGood。

悪い点

  1. 天候に左右される、天候が悪いとお客さんが注文できなくなる、注文が来ないから配達もできない。
  2. 配達用アプリのバグ(お客さんの住所が正常に出ない)が多くてイライラ
  3. 配達用バッグがデカい、ダサい。
  4. 千葉は都内に比べて店舗数が少なく、配達依頼も少ない。

こんな具合です、これからも注文する側、配達する側共に上手く付き合っていきたいと思います。

配達員として興味があればUberEats配達ドライバー募集を見てみてください。

会員登録する際の紹介コード「2qektmmeue」を入れてもらえると、泣くほど喜びます。

注文してみたい!という方はUberEatsで注文する!を見てみてください。

注文時に招待コード「eats-cmphl3」を入れると1000円割引になります!

お互いWinWinです。

はい、本題です。

iPhoneを使っている人なら目にしたことがあると思いますが、AppStoreで検索した時にアプリの説明用動画が流れますよね。

あれです、そう、あれを作ります。

ただ、あの動画を作っているのは企業作成のアプリが多く、個人デベロッパーのアプリで登録されていることは皆無。作り方でググっても全然出てきません。

無いなら作ろう、ということでやっていきます。

事前準備

動画を作るにあたり必要なソフトウェア類をインストールしておきます。

  • Xcode
  • FFmpeg

具体的な導入方法は省略。

Appプレビューの仕様

今回は「H.264」のフォーマットにて、「5.5インチ」向けに作成を行います。

iPhone 6s Plus, iPhone 7 Plus, iPhone 8 Plus」のいずれかを持っている人は、この記事を見る必要はないです。

実機で動画キャプチャするのが楽です。

AppStoreで登録できるモデル

スクリーンショット、及びプレビュー動画が登録できるのは、4タイプとなっています。

  1. iPhone 6.5インチディスプレイ
  2. iPhone 5.5インチディスプレイ
  3. iPad Pro(第三世代)12.9インチディスプレイ
  4. iPad Pro(第二世代)12.9インチディスプレイ

私はiPhoneSE(4インチ)しか持っていません、だって、iPhone高い、、。

6.5インチ、5.5インチ以外の端末で見ると、拡縮されて表示される感じですね、

手順

Xcode付属のシミュレータでアプリを起動する

ターミナルで以下のコマンドを実行、Xcodeのインストールディレクトリを指定します

ターミナル

sudo xcode-select --switch /Applications/Xcode.app

そしてiPhoneのシミュレータを起動します。

ターミナル

open /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Applications/Simulator.app

こんな具合にシミュレータが立ち上がります。

前回最後に起動させたiPhone XS Maxが起動します。

シミュレータの機種を変更する

機種を変更するには、メニューバーの「Hardware > Device > iOS12.1」を選択して機種を選択。

とりあえず「5.5 inch」の動画を作成したいので、対象機種の「iPhone 7 Plus」を選択。

今まで起動していたiPhone XS Maxとは別に起動するので、iPhone XS Maxは閉じておきます。

動画(音声無し)を作成する

それでは、動画を作成してみたいと思います。

試しに「safariを起動してヤフージャパンを検索、その後下にスクロールする」という動画を作成してみます。

ターミナルで以下のコマンドを実行、実行したフォルダに動画は保存されます。

ターミナル

xcrun simctl io booted recordVideo iphone7plus_5_5.mov

その後、動画サイズ、フレームレートを加工します。

ターミナル

ffmpeg -i iphone7plus_5_5.mov -r 30 -s 1080x1920 iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30.mov

これで無音動画の完成です。

作成した動画情報をffmpegで見てみる

ターミナルで、以下のコマンドを入力

ターミナル

ffmpeg -i iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30.mov

こんな具合に出てきます。

↑ここでチェックするのは「Duration: 00:00:28.97」という箇所、動画の再生時間ですね。

FFmpegで動画と同じ長さの無音ファイルを作成する

先ほど作成した動画は「28.97秒」ということなので、30秒の無音音声ファイルを作成します。

結合すると、長い方に寄せられるようです、動画再生後「1.13秒無音が流れる」という具合。

以下コマンドで30秒の無音ファイル(mp3)を作成。

ターミナル

ffmpeg -ar 48000 -t 00:00:30 -f s16le -acodec pcm_s16le -ac 2 -i /dev/zero -acodec libmp3lame -aq 4 silent30sec.mp3

続いて、mp3をaac形式に変換します。

ターミナル

ffmpeg -i silent30sec.mp3 -c:a aac -b:a 256k silent30sec.m4a

動画と無音ファイルを結合する

先ほど作成した無音ファイル「silent30sec.m4a」と無音動画「iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30.mov」を結合していきます。

ターミナル

ffmpeg -i iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30.mov -i silent30sec.m4a -vcodec copy -acodec copy iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30_silent_aac.mov

これで動画の作成は完了です。

動画ファイル(音声有り)の情報を見てみる

ターミナル

ffmpeg -i iphone7plus_5_5_inch_1080x1920_fps30_silent_aac.mov

赤枠部分に、音声データが含まれたことが示されています。

これでひとまず登録できる動画データが完成しました!!

実際の動画はこちら

iPhone unnecessary!! Xcode simulator make app preview movie for iPhone 7 plus (5.5 inch)

感想・まとめ

「5.5 inch」用動画はこの手法で作成、はこれで登録できたのですが、同じ手法で作成した「6.5 inch」用の動画はAppStoreConnectで登録できなかったんですよね、、。

ちなみに、Appプレビュー動画はsafariでしかアップロードできません、chromeもfirefoxもダメです、ご注意を。

「6.5 inch」用動画が登録できない件に関して、1月21日にAppleに問い合わせして2ヶ月が経過、忘れた頃にAppleからようやーーーーく返事がきました。

この件に関しては別記事にまとめます。

参考URL

App Store Connect ヘルプ – Appプレビューの仕様
https://help.apple.com/app-store-connect/?lang=ja-jp#/dev4e413fcb8

macでffmpegを導入してmovファイルをgifファイルへ変換するところまで
https://qiita.com/Ryosuke-Hujisawa/items/6a1c47d31ac299dc1c46

Appプレビュー用のビデオを作成する(Apple公式)
https://developer.apple.com/jp/support/app-previews/

iPhoneで画面録画(スクショ動画を撮影)する方法──音声あり・なし収録やMacを使ったやり方、録画・録音できないときの対策なども
https://appllio.com/iphone-take-screenshots-video-capture

 

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